最近RIT(楽天技術研究所)の皆様とお仕事をさせていただく機会が多いのですが(まだリリース前のものも含め(意味深))毎回とても新鮮で刺激的で楽しいお取り組みなわけです。
(個人的にも超楽しみな仕事の一つなんです)
実はこの度、楽天技術研究所(以降RITと表記)未来店舗研究室のインターンシッププログラムに全面協力しながらプロジェクトを進めておりました。
4月に開催したLAB飲みでは筑波大学芸術系の2名の生徒さんがそのプロジェクトで進めていた作品の発表会を行わせていただきました。
それがもうとっても楽しいもので、今回はそのレポートを記事にしたいと思いました。
RITさんとの過去のコラボイベントはこちら
学生さんたちのアイデアを形にして実際に導入してみよう
(注)真ん中は学生さんではなく弊社浅野です。
そして楽しそうな大人たち
学生さんたちのアイデアを形にして実際に導入してみよう!ということで始まったこのプロジェクト。
2017年の11月終わりくらいから密談&妄想(笑)が始まり2018年3月にスタートしました。
3月はじめには筑波大学芸術系の樫村さん、伊藤さん、そして筑波大学の山田先生など総勢6名が横浜にある弊社の実店舗zootieに視察にきてくれました。
樫村さんと伊藤さんもたのしそう(笑)
「リアルとネットという二つの形態の店をもっと便利に利用してもらうために」
年齢が違えば買い方も変わる。
必要なものも、いらないものもそれぞれに微妙に変わってきます。
梶村さんと伊藤さんがあらかじめ用意してくれてきたシステムをどういうものにしていったら楽しく便利なものになるのか。
そんなことをざっくばらんに話した打ち合わせ。
お互いが知らなかったモノやコトや知識を埋めていく時間はとても楽しい。
そしてそうすると新しいモノやコトがうまれていく。
うまれるのだ。
学生さんたちがそれぞれの春休みを利用して制作を行い、LAB飲みのタイミングで発表会をしよう!という一旦のお披露目のゴールを決めてこの日は解散。
学生の二人の視点は私にとってとても新鮮であり、どんなものができあがるのかそれはもう、それはもう、楽しみだったのだ。
できあがったぞ~!!
そしてLAB飲みの日、そう発表会の日がやってまいりました。
もうわくわくしますね。
それではお二人の作品をご紹介していきましょう!
レビュー君
レビュー君・・・!?
そう、レビュー君です。ちなみに白と黒がいます。
このかわいらしい風貌のレビュー君ですが、この子とってもデキル子。
商品のバーコードをレビュー君の顔面にて読み込ませるとなんとその商品のレビューを読み上げてくれるのです。
ちなみに白(顔のフレームがグレーなほう)がいいレビューを読み上げてくれて、黒(顔のフレームが白のほう)が悪いレビューを読み上げてくれるというもの。
さらにレビュー君オススメコーディネートも提案してくれるという親切ぶり。
やさしみ。
これを立案・制作してくれたのは筑波大学芸術系の樫村さん。
実際にレビュー君が動いているところは以下の動画で。
動画内での音声は男性の音声ですが、色々な声に変換が可能。
リアル店舗においておき、気になった商品のバーコードをピッと読み込ませるとネットで実際購入したお客様からのレビューが読み上げられるというもの。
ポイントはいいレビューだけでなく、悪いレビューも聞くことができるというもの。
店頭に立っているスタッフは店にある色々な商品を実際に着ています。
だから、扱いかたや、洗濯したときどうなるなど実際に使用していてどんな感じなのかであったり、どんなものとコーディネートするとかわいいのかなどの情報や知識はとってもあります。相談していただけたら、メリットもデメリットも含めお話をさせていただいてはいるのですが・・・
ただ、いくらショップスタッフとはいえ、イーザッカマニアで扱っているすべての商品を実際に使用することは物理的にできません。
体は一つしかないもの・・・。
そこでレビュー君が活躍するわけですね。
しかもそこはかとない可愛さを感じるレビュー君。もし店に彼らがいたら、私は無駄に超読み上げさせてしまう。絶対に。
ミライミラー
ちょっとゆっくりめに大きな声ではっきり口に出してみてください。
「ミ ラ イ ミ ラ -」
ブルーの未来のネコ型ロボットっぽい。
ネーミングがもうカワイイこの作品はフィッティングルーム内での困ったを元に発想されたもの。
ミライミラーっていったいなに??
ミライミラーを発案・制作してくれた筑波大学芸術系の伊藤さんのプレゼンを動画でどうぞ。
ミライミラーは試着室の中での「ちょっと困った」に着目した作品。
店頭の試着室はなかなか占領することができませんよね。
他のお客さまを気にしたりしないとならないし、たくさん試したいけれども試せば試すだけちょっとずつ「買わないと悪いな・・・」的な気持ちが芽生えるのが事実。
(ちなみに、弊社のショップスタッフ的には「全然気にしないでどんどん試していただきたい」というのがまごうことなき本音なんですけどね。)
ただ、やっぱりちょっと気になってしまうという気持ちもわかります。
そして、ショップスタッフに声をかけるのが緊張してしまう・・・っていう方だっていらっしゃると思います。
そんな試着室での困ったに対応するのがこのミライミラー。
自分が試着した商品のコーディネートが試着室の中においてあるサイネージで見れたり、そのコーディネートの中から自分に合わせてみたいアイテムを選びバーチャル試着ができる。
というすぐれもの。
しかもスペースの関係だったりで店頭に置ききれていないイーザッカマニアの商品ももちろんバーチャルで見ることができます。
これまた嬉しいですよね。
店頭では洋服だったり靴だったりを置けるスペースは限られています。
ほんとは全部おきたい・・・でも無理なんだ・・・
というわけでこれまたすぐれもの。
ミライミラーを発案・作成してくれたのは筑波大学芸術系の伊藤さん。
おわりに
技術はどんどん進化して新しいものがうまれていきます。
子供のころは、近未来の出来事だと思っていたテレビ電話も今では当たり前です。
そう、近未来がやってきたのです。
そしてどんどんどんどん便利になっていく。
だけれども、私が減らしたくないしなくしたくないもの、それは人と人とのコミュニケーションです。
お二人が作ってきてくれた作品が完成したら実際zootieの店舗に置いて触ったり試したり使ったりできる機会を作ろうと思っています。その時の様子を妄想すると、そこにはお客さまもスタッフも楽しんでいる姿がありました。
樫村さんと伊藤さんが作ってくれたそれぞれの作品には、学生の今だからこその視点と『人が楽しんでいる気配』を感じることができるとても新鮮で嬉しくなってしまうものでした。
楽天技術研究所チームの皆様、筑波大学の山田先生、そして、楽しく嬉しい「ミライ」を作ってくれた樫村さんと伊藤さん、ありがとうございました!
店頭でレビュー君とミライミラーを使ってもらうことができる日も近いかも!
是非ともおたのしみに!!